大同心正面壁雲稜~ドーム~小同心クラック 報告者:賀来素明

大同心雲稜会ルート1ピッチ目

本当に久しぶりに大同心正面壁を登りました
この壁を最初に登ったのは1977年10月でその後は冬に3回・・・冬のうちの1回はソロ
最後に登ったのは恐らく1992年2月だったか?
一方で素直ガイドは雪のない時期の八ヶ岳は来たことがないというので、久しぶりに親子プライベートで大同心正面壁から小同心クラックへの継続登攀を計画しました
企画段階ではプライベート山行でしたが、今週末一緒に屏風岩へ行く予定のYさんから登ってみたいとのリクエストをいただき、三人で行ってきました

もちろん車内ではマスク着用で会話ナシ、換気用のファンを回して中央高速を走りました

大同心正面壁雲稜ルートは昔とラインどりが少し変化していました
素直ガイドが全ピッチをリード
タドンのようなガバホールドを使うので印西市立体育館仕込みのインドアクライミングのムーブで登りたくなるのですが、それは危険です ランナウトの状態でいつホールドが崩落するかわからないからです 慎重に用心しながら静かに猫が歩くように登っていきます
それでもドームの頭に三人が揃ったのは登り始めてから三時間半後でした
三人パーティーとしては良好なタイムでした

雲稜ルートがあっけなく終わってしまったので、まだ陽も高く、ものすごく暇です
大同心正面壁雲稜ルート~小同心クラックの継続は美濃戸から日帰りできるレベルですが今回は大同心稜の稜上で高山気分を味わいながらビバークしました 久しぶりの高山でウィスキーをちびちび吞みながら幸せなひと時を過ごしました

翌日は小同心クラックを1時間で登り、大同心ルンゼから大同心稜を下降し、小淵沢スパティオで入浴して家路につきました
自宅に到着したのは16時半でした


ドーム

小同心クラック

小同心から見下ろす大同心の頭