谷川岳雪上技術トレーニング 報告者:賀来素明


以前にも同じようなことを書いた覚えがありますけれど雪上歩行トレーニングは雪面が固くないとトレーニングになりません
ですから雪が固くなるこの時期まで待ってから行うようにしていますが、今年は特に雪解けが早く気を揉みました
冬山に関しては日大山岳部ヘッドコーチである素直ガイドの独壇場です 現役時代から卒業後も日大山岳部の指導を続け10年以上の指導キャリアを持っています
ですから教え方も上手い
15日はフィックスロープの通過とコンティニュアス
夜は大型スクリーンとプロジェクタを持ち込んで座学
16日は天神平まで上がり雪上歩行

丁度、福田かおりガイドと一緒になりました モンベルの雪上講習会とのことでした
トレーニング場所がほぼ同じ場所になったので、講習の合間に福田ガイドとよもやま話などしながらがんばりましたが、雨は一向にやみません
たまりかねて昼食休憩はスキー場のレストハウスへと逃げ込みました
レストハウスの片隅で机上講習を少しばかり行って午後からも雪上講習
断続的な小雨模様で本降りにならなかったのが救いでした
講習が終わって車を走らせると下界は晴れていました
天気が悪かったのは山の上部だけだったようです


実技 1.ロープの結び方の確認
エイトノット
フリクションヒッチ
ムンターヒッチ
2.フィックスロープの通過
中間支点を固定した場合
中間支点が素通しの場合
3.ショートロープ時のクライアントの注意点
4.装備の装着と扱い
アイゼンの装着とストラップの処理
手袋について
ザックの置き方
レイヤリング
5.バケツ掘り
6.ピッケルの持ち方
7.歩行技術
アイゼンなしキックステップ
アイゼンあり
滑落停止初期制動
方向転換
耐風姿勢