西丹沢の鬼石沢を遡行しました。巨石帯が特徴の沢です。
早朝に小雨が降ったため、終始湿度高めの状態でした。一軒屋避難小屋へ向かいながら沢の音を聞いて地形の特色を確認しました。
入渓後は適宜ロープ確保を行いつつ標高を稼ぎます。
鬼石の「胎内潜り」を越えると13時30分を過ぎていましたのでエスケープするか考えましたが、最終バスを覚悟ということで源頭を目指すことにしました。
ほぼ最後の「レイバック小滝」と読んでいる5mの涸れ滝で大苦戦しました。というのも期待していたマスターポイントになるものが見つからず、クラックは脆くボルトは吹き飛び、スリングをかけやすい岩もありません。かろうじて10m奥の岩の隙間にキャメロット#1#2をセットして支点としました。強度的に怪しいため「胎内潜り」に手こずった場合は手前でエスケープが適当かもしれません。
比較的詰めやすい源頭を通過して稜線に立ち、ちらちら時間を確認しながらの下山となりました。
8:55大滝橋バス停
11:00一軒屋避難小屋
13:35鬼石
16:20畦ヶ丸直下稜線
17:40一軒屋避難小屋
19:00大滝橋バス停