12月八ヶ岳アックス・クランポン講習 報告者:賀来素直

雪山のための訓練には様々なものがありますが、今回は固い氷雪の通過に絞ったトレーニングを行いました。

場所はジョウゴ沢、1日目はF2手前の二股、2日目はF1とF2手前の二股です。
フラットフッティングや立ち込み、アックスの握り方や打ち込み方、打ち込む位置などその場に応じて考えながら選択する必要があります。
歩行が安定するまで何度も登り降り、トラバース、斜下降、斜登高を繰り返し練習しました。
今月の八ヶ岳は雪が少ないですが、シャビシャビながらも最低限の結氷はしていました。
1日目はアイスクライマーで混雑しましたが、2日目はほぼ貸し切り状態で講習することができました。

一人前の登山者になるためのロープワーク基礎講習 報告者:賀来素明


リーダーに連れて行ってもらうだけの山登りから、リーダーと一緒に山登りを作り上げていくことのできる、一人前の登山者の育成を目的にしてロープワーク基礎講習を行いました
場所は千葉ニュータウンの商業施設「ビッグホップ」にあるクライミングジム「印西クラック」
講師は素直ガイド
私はガイド養成マニュアルの来年度向けの改訂版作成の為の作業を傍らで行わせてもらいました

会山行アイゼントレと忘年会 報告者:賀来素明


全員参加が原則の会山行としてアイゼントレーニングを実施しました
現会員のほとんどが過去にアイゼントレーニング受講済みなので、今回は今年入会した会員を想定して企画しました
この講習を受講していない会員が冬の岩稜通過を含む山行企画に申し込むことはできません
なお、2024年4月6日~7日に雪上歩行技術トレーニングの会山行を予定していますが、これとセットで受講することをモンターニュの基本と位置付けたいと思います

さて、
私たちが行うミリ単位の精度が要求されるアイゼントレは回を重ねるごとに微調整をしながら現在の形にたどり着きました
アイゼンの使い方が雑で多少いい加減でも登れるような場所でトレーニングをしても、結果として登れてしまうと何が悪かったのかが自覚できないまま講習会が終了してしまいます
アイゼンの使い方が正確だと登れ、不正確だと登れない
その差はいったい何だったのか・・・を学習してもらう

紅葉の奥只見 白石沢スラブ 報告者:賀来素明

素直ガイド撮影編集
ご自宅の大型液晶テレビにキャストして視聴されることをお勧めします


この週末は関東甲信越地方に5500mで-21℃の寒気が入り天候が極めて不安定との予報が数日前から報じられていました
このような状況でどのように判断するかがガイド有資格者にとって最も重要な資質かと思います 今回は想定内の状況で目的を達成することができました
転滑落防止の為の安全管理の目安一つとしてビレイカバー率の向上を都岳連ガイド養成では推奨していますが、アプローチの沢歩き部分を除いてビレイカバー率100%で実施することができました これは素直ガイドがショートロープを実施したためです インターネット上の情報では歩いて登れるような記述がありますが総合的に見て、本コースはガイドによるビレイが望ましいルートだと感じました

丹沢 大山 春岳沢 報告者:賀来素直

秋空のもと、丹沢の春岳沢を遡行しました

濡れずに済むラインを選ぶことで膝上はドライなまま下降路の土を踏むことができました
780mの終了点では展望にも恵まれ、伊豆半島を望むことができました

片品川水系根羽沢大薙沢 報告者:桜井進


尾瀬の登山口である大清水から入ります。 登る人も稀な四郎岳と燕巣山の稜線を水源とする沢で二股で右と左に分かれます。 右股を登り左股を下降しました。 左股は傾斜の緩いナメが延々と続く快適な沢です。

黒部川 赤木沢 報告者:賀来素直

  東京都山岳連盟プロガイド養成委員会のバリエーションスクールとの合同で行いました
モンターニュ会員2名+リーダー1名を含む総勢16名の大部隊です

水量は少なく大変天候に恵まれました

笛吹川釜ノ沢 報告者:賀来素明


笛吹川釜の沢へ行ってきました
素直ガイドも含めて総勢6名
連日の猛暑に閉口しているのは全員同じでしょう
このようなときには沢歩きが一番です
しかも沢の中でのんびりとタープ泊をして焚火を囲む
そんな企画を立てました

片品川水系 中ノ岐沢北岐沢 報告者:桜井進



尾瀬の登山口である大清水から入ります。 穏やかなナメが多く癒し系の沢です。 詰めは稜線直下にある小松湿原に出ます。 沢泊の楽しさを十分楽しめる沢です。


剱岳 源次郎尾根 報告者:賀来素直


7月5日 東京→扇沢駅にて仮眠
7月6日 扇沢→室堂→剣山荘
7月7日 剣山壮→剣沢下降→源次郎尾根→剱岳→剣山荘
7月8日 剣山壮→室堂→扇沢→薬師の湯→東京

源次郎尾根は体力をはじめとした総合力が必要なルートです

渡渉と懸垂下降トレーニング 報告者:賀来素明


おととい梅雨入りした関東地方
渡渉訓練と懸垂下降の確認を目的としていつものメンバーとやってきました西丹沢は玄倉川本流
玄倉発電所が稼働しない限り玄倉ダムの水門が閉じられることはないのかもしれません
しかも梅雨入りしただけあって強烈な激流

ツクモグサ咲く小同心クラック 報告者:賀来素明

今回の企画は
「懸垂下降やマルチピッチ等の基本講習会を修了した方が、初めての山岳クライミングにチャレンジするのに最適なプランです 体力的にもゆとりのある計画となっています 技術的にも平易で高山で行われるクライミングは爽快で新しい世界を広げてくれるでしょう」
というものでした
対象のルートは八ヶ岳横岳西面小同心クラックです

谷川岳雪上技術トレーニング 報告者:賀来素明


以前にも同じようなことを書いた覚えがありますけれど雪上歩行トレーニングは雪面が固くないとトレーニングになりません
ですから雪が固くなるこの時期まで待ってから行うようにしていますが、今年は特に雪解けが早く気を揉みました
冬山に関しては日大山岳部ヘッドコーチである素直ガイドの独壇場です 現役時代から卒業後も日大山岳部の指導を続け10年以上の指導キャリアを持っています
ですから教え方も上手い
15日はフィックスロープの通過とコンティニュアス
夜は大型スクリーンとプロジェクタを持ち込んで座学
16日は天神平まで上がり雪上歩行

懸垂下降トレーニング 鷹取山 報告者:賀来素明

 


天候の急変など何らかのトラブルに見舞われ、窮地に追い込まれたときに脱出するための技術は、登る技術よりもむしろ重要です 登ることができても脱出することができないのではお話になりません
昨年12月に都岳連遭難対策委員会が長野県警の岸本さんをお招きして講演してもらった時に教えてくれた八ヶ岳大同心の遭難は正にこれです リーダーがロープの登り返し技術を持っていないのであれば懸垂下降をしてはいけません

懸垂下降理論講習 報告者:賀来素明

ガイド山行でバリエーションルートを希望される方には参加条件をいくつか求めています
その中の一つが懸垂下降の基本を修得しているということです

懸垂下降は死亡事故が繰り返されています
では死亡事故はなぜ発生しているのでしょうか?その原因と対策を考えるといくつかの重要なポイントがあります

そのポイントは言い換えると「生と死の分岐点」ともいうべきものです
ただしやり方を教え、覚えるというのでは不十分です

マルチピッチクライミング防御技術講習 報告者:賀来素明

 


素直ガイドと私は素直ガイド考案の「クライミング技術体系」でいうところの「防御技術」の講習会を行いました
位置づけとしてはマルチピッチクライミングの防御技術講習となります

考案者の素直ガイド自ら講師を務め、私は都岳連関連のドキュメントを作成しながら時々サポートしました

10年近く日大山岳部の指導を行ってきた素直ガイドの指導方法には大いに学ぶべき点がありました

房総の沢歩き「老川」 報告者:賀来素明


房総半島は温暖な気候ゆえ冬でも沢歩きができます
温かくなるとヒルが大発生しますので、むしろ冬しか登れないと言っても良いかもしれません

一番有名なのは不動滝を擁する「梨沢」ですがそれ以外にもいくつか楽しい沢が存在します
今日はその中の1本、養老川の支流「老川(おいかわ)」へ行って来ました
この老川に滝はありませんが、「川廻し」のトンネルをいくつもくぐりながらなナメを遡行するという独特のものです
「川廻し」が作成されたのは江戸時代から明治半ばということですから、古いものではすでに200年から300年の年月が経過しており、地質が泥岩ということも相まって浸食がすすみ、川底は複雑な地形を形成しています これを突破しながら遡行する楽しさは独特のもので、まるでインディージョーンズのアトラクションのようです

冬期幕営講習 上高地 報告者:賀来素明

 


担当は賀来素直で実施しました

1/7 
10:30さわんどBTに集合、タクシー2台にて釜トンネルへ移動
参加者は初めての冬季の重荷に戸惑いながらも上高地へ移動
3回ほど休憩を挟み、上高地に到着
整地、ガチャ置き、設営をポイントを踏まえ講習
テントへの入り方、食事、リスクを減らす眠り方も講習し就寝
-15℃まで下がったが暖かく眠れた様子